OMOneMouse

比較

マウス・キーボード共有ソフト比較(2026年)

このページが答えるのは、ひとつの質問です。自分の机に合うマウス・キーボード共有ソフトはどれか。PC間のソフトウェアKVMからスマホ操作ユーティリティ、メーカー独自のエコシステム機能まで、よく候補に挙がるツールとOneMouseを並べて比較します。OneMouseは当社の製品ですので、開発元による比較としてお読みください。他社製品に関する事実は、各社の公式ページとリポジトリをもとに2026年9月に確認したものです。

ツールの種類

どの種類のツールが必要ですか?

「おすすめマウス共有ソフト」のようなまとめ記事の多くは、性質の異なる3種類のツールを混ぜて紹介しています。まず自分がどのグループに当てはまるかを決めれば、候補の大半は絞り込めます。

PCとPC

1つの机に2台のコンピューター

それぞれ画面を持つ2台以上のコンピューターが、ローカルネットワーク経由で1組のマウスとキーボードを共有します。カーソルを画面の端の外へ押し出すと隣のマシンに現れ、多くの場合は共有クリップボードと簡単なファイル転送も付いています。これが古典的なソフトウェアKVMで、Synergy、Deskflow、Input Leap、Barrier、Mouse Without Borders、ShareMouse、そしてWindows同士またはWindowsとMacの組み合わせにおけるOneMouseがここに入ります。

PCとスマホ・タブレット

PCからAndroidを操作する

Androidスマホやタブレットを手に取らずに、PCから入力やクリックをしたい場合です。方法は2つあります。scrcpyのようなミラーリングツールは、スマホの画面をPC上のウィンドウに表示します。エッジクロッシング(画面端越え)型のツールは、スマホをもう1台のモニターのように扱い、カーソルをスマホ自身の画面へ移動させます。OneMouseはこのグループで、DeskDockやInputShareといった古いADBベースのユーティリティも同じ仲間です。まとめ記事がこのカテゴリーを扱うことはほとんどありません。

エコシステム / メーカー

同じブランドのデバイス間だけ

プラットフォームに組み込まれた無料機能で、そのメーカーのハードウェアやアカウントでしか動作しません。Apple Universal Control(MacとiPad)、Samsung Multi Control(Galaxyデバイス)、Logitech Flow(Logitechのマウス)がこれにあたります。すべてのデバイスが条件を満たしていれば便利ですが、1台でもブランドの外にあれば使えません。

比較表

11のツールを横並びで。

2026年9月時点で各社の公式ページをもとに確認した内容です。変更の有無は各製品のサイトでご確認ください。ダッシュ(—)は確認できなかった項目を示します。

製品 ホスト / 対応OS Android 料金体系 特定ハードウェアの要否 接続方式 補足
OneMouse(当社製品) ホスト:Windows 10/11。接続先:Android、Windows、Apple Silicon Mac(macOS 13以降) 対応。カーソルが画面の端を越えて移動 WindowsアプリとMacアプリは無料。AndroidはFree(広告・制限あり)または買い切りのPro 不要 Wi-Fi/LANまたはBluetooth(MacはLAN、Bluetoothはベータ) Linux、iPhone/iPadは非対応。ローカルでペアリングし、アカウント不要
Synergy Windows、macOS、Linux。どのコンピューターもサーバーになれる 非対応(メーカーは対応予定としているが時期未定) 有料。個人用は買い切り、ビジネス用はシートごと 不要 LAN Synergy 1 v1.20.4とSynergy 3 v3.6.3(2026年6月)。クローズドソース
Deskflow Windows 10 1809以降、macOS 12以降(Apple Siliconは13以降)、Linux、FreeBSD 公式には非対応。サードパーティ製クライアントがあり、最終リリースは2025年7月 無料、オープンソース(GPL-2.0) 不要 LAN、TLSが既定で有効 v1.26.0(2026年2月)。Synergyの土台となるオープンソースのコア
Input Leap Windows 10/11 64ビット、macOS 10.12以降、Linux、FreeBSD、OpenBSD 非対応 無料、オープンソース(GPL-2.0) 不要 LAN リポジトリは2026年7月にアーカイブ(読み取り専用)。最終リリースはv3.0.3(2025年6月)
Barrier Windows 7〜11 64ビット、macOS 10.12以降、Linux、FreeBSD、OpenBSD 非対応 無料、オープンソース(GPL-2.0) 不要 LAN メンテナンス終了。最終リリースはv2.4.0(2021年11月)
Mouse Without Borders Windows 10(2004以降)と11のみ。最大4台のPC 非対応(機能要望がオープンのまま) 無料、オープンソース(PowerToys、MIT) 不要 LAN 共有クリップボード、最大100MBの単一ファイル転送。PowerToys v0.101(2026年8月)
ShareMouse Windows 10/11、macOS 13〜15および26 非対応(メーカーは予定なし) 個人利用向けの無料版(2台まで)。StandardとProは買い切り 不要 LAN v7.0.27(2026年8月)。Linux対応の予定なし
Logitech Flow Windows 10/11とmacOS(最低バージョン —)。2〜3台のコンピューター 非対応(スマホ・タブレットは不可) ソフトウェアは無料 必要:Easy-Switch搭載のFlow対応Logitechマウス。Flow対応キーボードは任意 LAN。初期設定にはインターネットが必要 Logi Options+の一部
Apple Universal Control macOS 12.4以降とiPadOS 15.4以降。1台のMacに加えて最大2台のMacまたはiPad 非対応 無料、内蔵 必要:対応モデルのMacとiPad、2ファクタ認証を有効にした同じApple Account Bluetooth + Wi-Fi + Handoff、10m以内 Windows、iPhone、Androidは接続先にできない
Samsung Multi Control Galaxy Book(2021年以降、Windows 10/11)またはSamsungのアプリを入れたWindows 11 PC。Galaxyタブレットからスマホも可 One UI 5.1以降のGalaxyスマホ・タブレットのみ 無料 必要:GalaxyデバイスとSamsungアカウント。PCにはBluetoothとWi-Fiが必要 Wi-Fi + Bluetooth ストアアプリは2026年8月更新。Galaxy以外のAndroidは記載なし
scrcpy ホスト:Windows、macOS、Linux 入力付きのミラーウィンドウ。エッジクロッシングではない 無料、オープンソース(Apache-2.0) 不要(USBケーブルまたはWi-Fi) USB(ADB)またはWi-Fi(ADB TCP/IP) v4.1(2026年7月)。OTGモード以外はUSBデバッグが必要

製品ごとの補足

各ツールの得意なことと、限界。

製品ごとに2〜3文で説明します。OneMouseの制限も、他の製品と同じ書き方で挙げています。

PCとPC・PCとAndroid · 当社製品

OneMouse

Windows 10/11 PCのマウスとキーボードを、画面の端を越える方式でAndroidスマホ・タブレット、別のWindows PC、Apple Silicon Mac(macOS 13以降)と共有し、ファイル転送とクリップボード同期も備えています。すべてローカルで完結します。ペアリングは6桁のコードまたはQRコードで行い、アカウントもサーバーもありません。制限:ホストはWindowsに限られ、Linux、iPhone、iPadは非対応、MacはApple Silicon必須で既定ではLAN接続(Mac Bluetoothは既定オフのベータ機能)、Android Freeには広告と1日あたりのクリップボード・ファイル制限があります(買い切りのProで解除)。

PCとPC · 有料

Synergy

Symless社の商用ソフトウェアKVMで、Windows、macOS、Linuxに対応し、どのコンピューターもサーバーになれます。個人ライセンスは買い切り、ビジネスライセンスはシートごとの課金です。Synergy 1とSynergy 3はどちらも2026年6月に更新されました。主な制限:Android、iOS、ChromeOSのクライアントがありません。Symlessは将来対応する予定だとしています。

PCとPC · 無料・オープンソース

Deskflow

Synergyの土台となるオープンソースのコアです。GPL-2.0、TLSは既定で有効、Windows、macOS、Linux、FreeBSD向けのビルドがあります。BarrierとInput Leapの系譜の中で現在も活発にメンテナンスされているプロジェクトで、2026年2月にv1.26.0がリリースされました。主な制限:公式のAndroidクライアントがありません。サードパーティ製のAndroid 14以降向けクライアントはありますが、2025年7月以降リリースがありません。

PCとPC · 無料・オープンソース · アーカイブ済み

Input Leap

Barrierのフォークで、Windows、macOS、Linux、BSDに対応し、Waylandビルドもあります。GitHubリポジトリは2026年7月にアーカイブされて読み取り専用となり、最終リリースは2025年6月のv3.0.3です。元のコントリビューターは代わりにDeskflowを勧めています。インストール済みの環境では動作し続けますが、セキュリティ修正は提供されません。

PCとPC · 無料・オープンソース · メンテナンス終了

Barrier

Synergy 1.9のフォークで、2026年のまとめ記事でも今なお多く勧められています。最終リリースのv2.4.0は2021年11月のもので、そのリリースページにはBarrierはもうメンテナンスされておらず、セキュリティ修正も行われないと明記されています。後継のInput Leapも2026年にアーカイブされたため、この系統で現役の選択肢はDeskflowです。

PCとPC · 無料・オープンソース

Mouse Without Borders

MicrosoftのWindows専用ツールで、現在はPowerToys(MIT)の一部です。同じネットワーク上の最大4台のWindows 10/11 PCを共有クリップボードと最大100MBの単一ファイル転送でつなぎ、2026年8月には暗号化の更新も受けています。主な制限:Windows専用です。Android対応はオープンな機能要望であって、機能ではありません。

PCとPC · 無料版と有料版

ShareMouse

Bartels Media社のWindows・macOS向けソフトウェアKVMで、2026年8月に7.0.27へ更新されました。ShareMouse Freeは個人の非商用利用で2台のコンピューターと2枚のディスプレイまで対応し、StandardとProfessionalは12か月分の更新が付いた買い切りです。主な制限:Linuxに非対応で、AndroidやiPhone/iPadにも非対応です。メーカーはこれらに対応する予定はないとしています。

エコシステム · ソフトは無料、ハードウェアが必要

Logitech Flow

Flow対応のLogitechマウスを、Logi Options+を通じて同じネットワーク上の2〜3台のWindows・macOSコンピューター間で移動させ、対応するLogitechキーボードもそれに追従します。主な制限:Easy-Switch搭載のLogitechハードウェアが必要で、初期設定にはインターネット接続が必要、タブレットやスマホには対応していません。

エコシステム · 無料・内蔵

Apple Universal Control

macOS 12.4以降とiPadOS 15.4以降に内蔵されており、1台のMacから1組のキーボードとマウスで最大2台のMacまたはiPadを操作できます。主な制限:Appleの対応モデルリストに載っているMacとiPadだけが対象で、すべてのデバイスが2ファクタ認証を有効にした同じApple Accountにサインインし、10メートル以内にある必要があります。Windows、iPhone、Androidは接続先にできません。

エコシステム · 無料、Galaxy限定

Samsung Multi Control

SamsungによるPCからスマホを操作する方法です。Galaxy Book(2021年以降)またはMicrosoft StoreのMulti ControlアプリをインストールしたWindows 11 PCから、Galaxyスマホ・タブレットへカーソルを移動でき、共有クリップボードとファイルのドラッグ&ドロップも使えます。主な制限:Samsungが対象としているのはOne UI 5.1以降のGalaxyデバイスのみで、すべてのデバイスに同じSamsungアカウントとBluetooth、Wi-Fiが必要です。

PCとスマホ · 無料・オープンソース

scrcpy

Genymobile製のミラーリングツールで、Windows、macOS、Linuxのホスト上のウィンドウにAndroidの画面を音声付きで表示し、キーボードとマウスの入力を転送します。スマホ側には何もインストールしません。v4.1は2026年7月にリリースされました。主な制限:エッジクロッシングではなくミラーウィンドウであること、ケーブル経由のUSBデバッグまたはWi-Fi経由のADBが必要なことです(OTGモードはUSBのみ)。

状況別の選び方

机の上にあるデバイスから考えましょう。

  • 1つの机にWindows PCが2台:Mouse Without Bordersは無料で、PowerToysに最初から含まれ、最大4台のWindows PCに対応します。OneMouseも2台のWindows PCをつなぎ、ファイル・フォルダー・クリップボードを双方向でやり取りでき、ルーターがなければBluetoothでも接続できます。ShareMouse Freeは個人利用で2台まで対応します。
  • Windows PC + Androidスマホ・タブレット:OneMouseはケーブルもADBもブランドの条件もなしに、Wi-FiまたはBluetoothでカーソルをスマホへ移動させます。Galaxyスマホ、Galaxy BookまたはWindows 11 PC、Samsungアカウントがそろっていれば、Samsung Multi Controlも候補です。スマホの画面をウィンドウで見たい場合は、scrcpy(ブランドを問わず、USBデバッグが必要)か、対応ブランドであればPhone Linkのスマホ画面機能をお使いください。
  • Windows PC + Mac:OneMouseは、Windows PCがホストで、MacがmacOS 13以降のApple SiliconであればLAN経由で動作します。Macを操作する側にしたい場合や、Intel Macの場合は、Synergy(有料)、Deskflow(無料)、ShareMouseをお使いください。Flow対応のLogitechマウスをすでにお持ちなら、Logitech Flowも使えます。
  • Mac + iPad:Apple Universal Controlが内蔵かつ無料です。OneMouseはiPadにもMacホストにも対応していません。
  • Linuxが含まれる:OneMouseはLinuxに対応していません。DeskflowはWindows、macOS、Linux向けに活発にメンテナンスされている無料の選択肢で、Synergyはメーカーサポート付きの有料の選択肢です。Lan MouseはWayland対応の比較的新しいオープンソースの代替です。新しく構築する環境ではBarrierとInput Leapは避けてください。どちらもメンテナンスされていません。

よくある質問

選ぶ前によくある質問。

無料のマウス・キーボード共有ソフトはありますか?
あります。Mouse Without Borders(Windows専用、PowerToysの一部)、Deskflow(Windows、macOS、Linux。オープンソース)、ShareMouse Free(2台まで、個人利用)は無料です。OneMouseのWindowsアプリとMacアプリも無料です。OneMouseのAndroidアプリには広告と1日あたりのクリップボード・ファイル制限のあるFreeがあり、買い切りのProで解除できます。
マウス・キーボード共有はインターネット接続なしで使えますか?
OneMouse、Synergy、Deskflow、Mouse Without BordersなどのソフトウェアKVMはローカルネットワーク上で動作し、インターネット接続を必要としません。OneMouseはルーターがまったくない状態でもBluetoothで接続できます。一方、メーカー製ツールにはオンラインアカウントに依存するものがあります。Apple Universal ControlにはApple Account、Samsung Multi ControlにはSamsungアカウントが必要で、Logitech Flowは初期設定にインターネット接続が必要です。
PCからAndroidスマホを操作するのは、ミラーウィンドウですか、それとも本物のカーソルですか?
この2つは別物です。scrcpy、Vysor、Phone Linkなどのミラーリングツールは、スマホの画面をPC上のウィンドウに表示し、そのウィンドウの中でクリックします。OneMouseやSamsung Multi Controlなどのエッジクロッシング型ツールは、PCのカーソルをスマホ自身の画面へ送るため、スマホが追加のモニターのように振る舞います。OneMouseはエッジクロッシングで動作し、オプションのリモート操作ウィンドウも提供しています。
OneMouseにアカウントやサーバーは必要ですか?
必要ありません。デバイスは6桁のコードまたはQRコード(SPAKE2鍵交換を使うPIN)でローカルにペアリングし、入力、ファイル、クリップボードのデータはペアリングした自分のデバイス間で直接やり取りされます。サインインするものも、中継サーバーもありません。
Wi-Fiの代わりにBluetoothでマウスとキーボードを共有できますか?
OneMouseでは、Androidデバイスと別のWindows PCはWi-Fiの代わりにBluetoothで接続できます。Macアプリは既定ではローカルネットワークで接続します(Mac Bluetoothは既定オフのベータ機能)。BluetoothはWi-Fiより遅いため、大きなファイルはWi-Fiで送るほうが適しています。Synergy、Deskflow、Mouse Without Borders、ShareMouseなどのPC間ソフトウェアKVMはネットワーク経由でのみ動作します。Apple Universal ControlはBluetoothをWi-FiおよびHandoffと組み合わせて使います。
Mouse Without BordersとOneMouse、どちらを選ぶべきですか?
Mouse Without Bordersは無料でMicrosoft PowerToysに含まれており、共有クリップボードと最大100MBの単一ファイル転送で最大4台のWindows PCをつなぎます。OneMouseもWindows PC同士をつなぎ、さらにAndroidスマホ・タブレットApple Silicon Mac、Bluetooth接続、PC間のフォルダー転送に対応します。すべてのマシンがWindowsで、PowerToysがすでにインストールされているならMouse Without Bordersで十分です。スマホ、タブレット、Macが机に加わるならOneMouseが向いています。
SynergyとOneMouse、どちらを選ぶべきですか?
SynergyはWindows、macOS、Linux向けの有料ソフトウェアKVMで、どのコンピューターもサーバーになれます。OneMouseはWindowsホストが必須で、Linuxには非対応ですが、WindowsアプリとMacアプリは無料です。最大の違いはAndroidです。Synergyにはモバイルクライアントがありませんが、OneMouseはWi-FiまたはBluetoothでAndroidスマホ・タブレットを操作できます。
OneMouseはLinux、iPhone、iPadに対応していますか?
対応していません。OneMouseの接続先はAndroid、別のWindows PC、macOS 13以降のApple Silicon Macで、ホストは常にWindows 10/11 PCです。Linuxの場合はDeskflowまたはSynergyを、MacとiPadの場合はApple Universal Controlをお使いください。

次のステップ

Windows、Android、Macを1つの机で、ローカルのまま。

まずWindowsアプリをインストールし、次に操作したいスマホ、PC、Macを追加してください。ペアリングと配置の手順は使い方ガイドで説明しています。

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